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zoom RSS 須磨寺 句碑・歌碑・文学碑(一)

<<   作成日時 : 2017/03/23 16:49   >>

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須磨の古刹、上野山福祥寺(じょうやさんふくしょうじ)が正式名ですが、
古くから「須磨寺」の通称名の方が有名です。

その長い歴史の中で、特に敦盛の悲哀を偲んで、多くの文人、墨客が
参拝に訪れているため、境内には多くの句碑・歌碑・文学碑が建てられて
います。


一度では紹介できないかも知れませんが、境内の入り口、山門付近の
歌碑から見て行きましょう。


須磨寺の入り口、仁王門の手前、塔頭寺院の正覚院とその龍華橋の
付近には礒江朝子、僧良寛、陳舜臣、三好兵六、山本周五郎などの
碑があります。



礒江 朝子 歌碑

   受けし掌にも とまるがありて
      桜吹雪の なかなるひとりの 燦に充いゐる


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礒江朝子さんについては詳しいことは分かりませんでした。




そして、以前にも書いていますが、良寛さんの「須磨紀行」の立派な碑
があります。

良寛

   すまでらの むかしを問えば 山桜

   よしやねむ すまのうらわの なみまくら

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仁王門に続く、朱くて小さくてかわいい龍華橋が架かる池の傍には、
陳舜臣さんの漢詩の碑も建てられています。

陳 舜臣

  須磨寺有感 一

     龍華橋畦弔平郎
     青葉笛声余韻長
     底事海風吹到暁
     吹残蘭麝断人腸


  須磨寺有感 二

     源家鉄騎捲塵征
     警報頻傳青葉営
     記否興亡某一局
     笛聲清雅白沙平

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陳舜臣さんは神戸の元町に生まれました。

みずからの著書で語るところによれば、後漢の陳寔の末裔。
魏の陳羣、陳泰らも祖先にあたることになる。
陳家は、中国の河南省の頴川から福建省の泉州、さらに台湾に
移住し、舜臣は陳家35代目だそうです。

1961年に神戸を舞台にした長編推理小説「枯草の根」で江戸川
乱歩賞を受賞後、作家生活に入る。

1967年『阿片戦争』などから中国の歴史を題材にした作品を多く書き、
日本における「中国歴史小説」ジャンルを確立して、多くの読者を
持っている。

琉球史を扱った『琉球の風』は1993年NHK大河ドラマ原作となる。
『中国任侠伝』『唐代伝奇』など、中国古典を翻案した物語作品も多いが
平成27年に亡くなられた。




三好 兵六 川柳句碑

     夫婦とは なんと佳いもの 向い風

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味わい深い句だと思いますが、見る人により色々な受け止め方が
あるように思いました。




山本周五郎 文学碑

  表  「須磨は秋であった・・・」 (処女作 須磨寺付近 から)

  裏  「貧困と病気と絶望に沈んでゐる人たちのために・・・」

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人情時代物の作風で多くの読者がいますが、この文学碑には
山本周五郎文壇デビュー作品「須磨寺附近」の一文が記されています。


  関東大震災後に、若き山本周五郎は、関西にやってきました。

「夜の神戸」という雑誌を発行する出版社に勤務します。

神戸滞在は、5ヶ月。須磨寺在住の木村じゅんさんに、周五郎は思慕
の念を抱きます。

「須磨寺附近」の既婚である年上の女性、康子のモデルとされた方です。


  「清水さん」

  康子は傘を拡げようとしながら清三の顔を見て云った。

  「あなた、生きている目的がわかりますか」

  「目的ですか」

  「生活の目的ではなく、生きている目的よ」


須磨寺にある山本周五郎文学碑にはこの康子と清三の会話が引用
されています。


周五郎文学碑には、「貧困と病気と絶望に沈んでいる人たちに幸いと
安息の恵まれるように」という山本周五郎直筆の文も彫り込まれています。

この文を、須磨寺の周五郎文学碑に用いることを決めたのは、名著
『やちまた』(2015年3月中公文庫にて復刊)の詩人足立巻一先生でした。

(「貧困と病気と絶望とに沈んでいる人たちのために幸いと安息の恵まれ
るように」という文は)「半紙に墨書してある。

急逝後遺族が見つけ、その直後にわたしは偶然にも見せていただき、心を
激しく打たれた。

これを書くとき周五郎は死期を悟り、読者への遺言のつもりで祈りをこめた
のではないか。
また、その終生の文学の悲願は、この言葉に結晶されているのではないか。

これを読者、ひいては世人のために彫るのなら、曲軒周五郎も許して
くれるような気がする。」足立巻一「周五郎碑」(朝日新聞1983年12月17日掲載)

「生きている目的」は、「貧困と病気と絶望に沈んでいる人たちのために
幸いと安息の恵まれるように」祈り、行動すること(書くこと)と、「須磨寺附近」
から41年の歳月を経て、山本周五郎は、自身が描き出した作中人物康子の
問いかけに、真摯に応答しました。・・・(抜粋引用)


「須磨寺附近」にてでは、清三と康子が須磨寺近くの池(堂谷池)を、雨の日の
夕暮れ時に散策する姿が描かれているそうです!





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