神戸七福神の毘沙門天さんは湊川神社ということですが、その理由は
楠公さんの母君はなかなか子宝に恵まれず、信貴山の霊峰へと風雨もいとわず日参し、
御本尊毘沙門天に一心に手を合わせ祈ったそうです。
そして、生まれたのが、楠公さん。
幼名は、「多聞」で、子守唄代わりに、寝物語代わりに、大きくなったら、必ず
毘沙門様の御功徳にあやかって、お国のために尽くしなさいと言われて育ちました。
その後、智・仁・勇の三徳を備えた、誠心溢れる名将となり、ここ湊川の合戦で、
一族郎党「七生滅族」を誓い敗れるまでの忠勤ぶりは、紛れも無く毘沙門天の加護を
受けた活躍をしました。
因みに、今年は既に過ぎましたが、春の七草と七福神の恩徳が関連があるとされています。
春の七草 せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ
この七草は長寿の秘薬として七福神さんの恩恵が得られると考えられているそうです。
せり 毘沙門天の高徳 浄化・勝負に勝つ力
なずな 布袋和尚の高徳 良縁・子宝を引き寄せる
ごぎょう 大黒天の高徳 豊作・開運の力を得る
はこべら 恵比寿の高徳 人の和・商売繁盛の力を得る
ほとけのざ 福禄寿の高徳 延命・福禄の力を得る
すずな 弁財天の高徳 財福・芸術向上の力を得る
すずしろ 寿老人の高徳 長寿や無病息災の力を得る
という…